どうすればいいのだろうか、静雄には分からなかった。
いつもいつもぐるぐると頭を巡る疑問。
どうすればいい?
誰にも言えない、言いたくない、自分だけでかたをつけたいこの疑問に。
悩む、悩む、悩む、狂う。
そして静雄は笑う。
簡単なことじゃないか、と。
アイツは俺だけに泣けばいい。
アイツは俺だけに笑えばいい。
アイツは俺だけにしゃべればいい。
アイツは俺だけに触れればいい。
アイツは俺のために生きればいい。
そのためにすることは?
そのために必用なことは?
そのために準備することは?
さぁ、準備は整ったのだ。
ガチャン、と音が響く。
その音で目が覚めた静雄は夢を見ていたのか、と呟いた。
体を起こせば音のした場所に少女が立っていた。
「ごめんなさい、起こしてしまって。」
「いや、別にいいんだけどよ…。」
「どうか、しましたか?」
「指、切ったのか。」
コップを拾おうとして、と言った少女の指からは血が出ている。
足元には落としてしまったのだろう、割れたコップの破片が散乱している。
その破片を忌々しそうに見れば、静雄はぎゅっと少女の手を掴んだ。
びくり、と少女の体が震えるがそれにおかまいなしで静雄は掴んだ手に力をこめる。
「誰の許可得て、傷つけてるんだよ。」
「ごめんなさ、い。」
そのまま少女を引っ張りながら歩き出せばじゃらり、と足元から歪でこの場には似合わない音が響く。
それがひどく嬉しそうに、静雄は笑った。
あの日以来、少女は静雄のためだけに生きている。
君が存在する理由(、あの日からたった一つだけ
ルカ様から相互夢『君の存在理由』を頂きました!本当にありがとうございます!
彼女しか見えない静雄さんが素敵です…!歪んだ愛も一つの愛の形ですからね、それを受け入れることは難しいかもしれませんが、相手からすると受け入れて当然のことなんですよね…。
ルカ様の書いてくださった静雄さんのヤンデレ具合がたまりません…ありがとうございます!
今後ともサイト共々よろしくお願いします
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